
本日は学生時代に起業をした方にインタビューをしました!
今までで一番ビックリ要素があるはずの、かっこいい女性起業家です(笑)
学生で「起業に挑戦してみたい!」と思う方は、まずこの方の経験と考えに触れてみてください。

昔は安定求めた公務員志望

泉谷さんはそもそもなんで大学に行こうと思ったんですか?

だから大学進学を選んだんです(笑)



それはなぜですか?

例えば、大阪の事例。
水道の管理を民間の企業に委託することによって、それを担当していた公務員の一気に仕事がなくなったっていうケースがあったんですよ。
それを聞いた時に、「公務員でもクビになる時代なんだな。」「公務員になれば一生安定なんてないんだな。」と思い、自分の考え方を考えないといけないなと思ったんですよね…

それで起業に考えが変わったんですか?

公務員よりも、大手企業や何十年も続いている老舗企業で就職する方が安定で稼げるのかなと思い、大企業への就職に進路を変えましたね。
ちなみに自分、大学は昼じゃなくて夜間の大学行ってたんですよ!

泉谷さんはどんな学生だったんです?

それで授業が終わったら遊びに行くっていう大学生らしい大学生でしたよ(笑)


ちなみになぜ夜間の大学を?

でも親と相談した結果、金銭事情というのもあり仕方なく夜間の大学っていう決断でした。


一般的な昼の大学と同じく4年制ですけど、私が通っていた大学の学費は昼の大学と比べると半分くらい安いです。

夜間の大学って全然イメージつかないんですけど…
実際どんな生徒が多いんですか?

社会人しながら大学に通ってたり、一度他の大学で卒業しているけど違う学科の勉強するために夜間の大学に通っている人達がいました。
それこそ起業されている方もいましたね。


自分と同い年の子でも日中働ける分、しっかりとした会社で非常勤で働き始めるんですよ。
郵便局や出版社で働いている子もいて…
「自分もちゃんとした仕事しないとダメだなぁ」って思い、当時バイトで働いていたカフェを辞めて違う職にチャレンジしてみました。
限界なく成長できる…起業だ!

夜間の大学ならではなのか…
カフェを辞めて次はどんなお仕事を?

バイトルで見つけて、短期間で稼げる!みたいな広告で乗っかってみたんですよね(笑)


もともとその仕事を選んだのは「ここなら成長できるかも!」って思ったからなんですよね。
夜間の大学で周りが成長しているのが目に見えて分かりましたし、「自分もここで成長しなきゃ。」と焦りがあったので…
でもその仕事で転機があったんです。

(ワクワク)

その職場で出会った同僚の方が起業準備を始められているのもあり、起業のマインドを教えて頂いたんですよね。
その方ももちろん起業をされましたし、今はビジネスパートナーというかお互い刺激し合える繋がりがあります。

そのマインドっていうのは?

ルールを決めるのも会社、会社の成長もそこの環境次第みたいな所を教えて頂きまして。
成長できる度合いを考えた時に、自分は経営者の方がやりがいを感じそうだなって思ったんですよ。

でもそのマインドは理解できても、実際に行動できる人ってなかなかいないですよね…

そもそもバイト先が独立支援をしてるので、その会社の子会社の経営者になることもできましたしね。
でもやっぱり自分で一から会社を創り上げていく方が、本当の意味で創業者になれるのかなと思いましたし、成長できると思ったんです。

それで最初はどんなビジネスを思いついたんです?

ネット関係は得意でないので違うかなと思いましたけど。
最終的にはいま現在行ってる、清掃や産業廃棄物の収集運搬、内装解体や草刈り等を仕事にしてます!


言い方が悪いですが、アパレルとか飲食とか華やかなイメージのお仕事もあったと思いますが…?

でもそういう職種は同じ世代の女の子が思いつきやすいビジネスじゃないですか?
ということは競争率が高いんです。
だからそれを逆手に取って、若い女の子が思いつかないような職種で考えたんですよね(笑)

ギャップありまくりです(笑)


会社の立ち上げはどんなステップで行ったんですか?

税理士の方に創業する上での書類の作成の仕方等を細かく教えて頂いて…
なんとか会社を立ち上げれたって感じです(笑)




例えば清掃の仕事でいうと、ハウスクリーニングがまずイメージにつきやすいですよね?
でも大きな建物の掃除等になるとやっぱり資格が必要です。そういう時は、ビルクリーニング技能師っていう国家資格を取る必要があります。
資格がないと仕事の幅を広げることができない分野なので、勉強が必須なんです。


大学の勉強は大丈夫でした…?

それに関して親に「大丈夫なの?」って心配されました…


昼間は現場に行って仕事して、夜間の大学に行く通学の電車の中や、大学の授業中に資格の勉強も必死にしてました。
作業着のまんま大学に行くこともありましたよ(笑)


作業着で大学に通う女子大学生。パワーワードすぎる…苦笑



だから「この資格を取ったら、こんな仕事ができるようになる!」ってイメージしてモチベーションを上げたりしてましたね…


だから自分の想いを文字に起こして、それを何度も見て自分のやる気を上げてましたね(笑)
若い人でも参入しやすい業界を目指す

大学に通うメリットがあったのかなと…?

偏見にはなっちゃうのかもしれませんけど、学歴を気にされる方は多いです。
技術だけでなく知識を武器にするには学歴がある代表者としてのブランド力。
それが自分にとっては必要なものだと思っていたので、大学を辞める訳にはいかなかったですね。


特に大卒の社員がいると、私が大卒かそうじゃないかで話の聞き入れ方が変わってきます。
そういう意味では学歴は一つの武器になりますよね。

大学卒業後は会社を続ける一心でしたか?
それとも新卒というブランドがあるので、就職が頭をよぎることはありませんでした?

新卒にブランドがあるっていう概念すら当時は持ってなかったですし(笑)
自分にはすでに15人前後の社員がいましたし、会社を続けることしか考えてなかったですね。

社員の方も、社長が若い女性と聞くとビックリするんじゃないんですか?

この業界は年配の男性ばかりですし(笑)
自分も負ける訳にはいかないので、勉強して知識を身につけて仕事を引っ張っていけるよう努力しました。
今はもう負けてないですけどね(笑)


泉谷さんはいまだに現場に行ってるんですか?

この業界では特に、現場知らないで経営は無理があると思います。
自分の会社には年配の方も多いですが、若い方もいます。それぞれに対する教え方やコミュニケーションも違ってきますので、日々の現場の中でそういった所を養ってますね。
色んな面で現場は勉強になります。


泉谷さんは今後はどういう経営者を目指していらっしゃいますか?

現時点では自分が取り扱ってる業種ではまだ資格が全て揃ってない状況なので、まずは資格を揃える事が目標です!


その業界で名乗るにはそれが必要です。だから終われないんです。
資格の試験の時期が近づいてくると、日曜日が空いてたら丸一日勉強してますし、現場に出ている時は休憩時間や移動中の車の中、帰ってからも勉強していますよ(笑)


だから自分が業界の顔になることによって、若い人でも参入できるような業界にしたいと思うんです。


将来的には業界を先だって引っ張っていける会社を創り上げていきます。
この職業をしてて胸をはれる。と言えますか?

起業を夢見てる若者は多いと思いますけど、若いうちから起業するのはオススメします?

学生の内に始めておけば、学ぶ時間が増えてその業種の事に詳しくなれますし。
だからこそ、自分がやりたいビジネスアイデアをどれだけ早く見つけるのかがポイントです!



たしかに…(笑)

変化の流れが早い時代の中で新しい事を生み出すのはそもそも難しい。
時代の中ではなく、自分の中で新しいアイデアかどうかが大事です。
実際、自分が携わっている仕事は何年も前から存在してますし、なんなら世界中にある仕事ですよ(笑)
でも自分の中で思いついたアイデアであって、利益を生めると思えたから今こうして仕事にできてるんですよ!

自分で考えたビジネスアイデアであれば行動に移せる。あとは利益が生めるシステムかどうかですね。

結局起業しても利益を生めなかったら元も子もないですね。


でも結局、自分への自信付けも自分でしかできないんですよ。
なんでやりたい。それをどうしていきたい。それはどういう結果を生んで、その先になにがある。という風に自分のアイデアを煮詰めてください。
イメージ力を膨らまして考えていくと自信にもつながりますよ!


不安は皆が持っていますし、一度受け止めることが大切です。
そしてその感情をどう受け止め、乗り越えていったかも書き留めた方が良いですね。

確かに多少気持ちは楽になるかもですね。

でも新たな苦労とぶち当たった時に、そのノートを見返すと「今までこんな事あったじゃん。乗り越えてきたじゃん!」って思えます。
メンタルの立ち直りの速さが次の行動への速さに繋がるので大事ですよ。

勉強なります!

ただ将来を見据えた時に、「この職業をしてて胸をはれる。」と現時点でイメージができるならその道に進むべきだと思います!
学生で起業をするルート

その泉谷さんの経験を基に起業ルートを記載しました!
学生のうちから起業を始めると、経験と知識が身につく時間が増えるのがメリットです。学生起業家というブランドも特典でついてきます。
そしてまず必要なのが、あなたが今置かれている状況を再認識することです。
泉谷さんは夜間の大学だったので、昼間に仕事ができるビジネスを立ち上げ、大学も卒業することができました。
あなたが今、大学に通学しているようでしたら大学の授業時間以外でできるビジネスをする必要があります。
学歴はまだまだ評価されている時代ですので、大学と両立してビジネスを行うという覚悟を持って次に進みましょう!
泉谷さんは”経営者だと限りなく成長できるから”とおっしゃっていました。
あなたはなぜ経営者になりたいのでしょうか?
答えはないですが、原動力を見つけるためにも自分に問いかけてみましょう。
経営者になるにはビジネスアイデアが必要です。なにを業種にしよう?
アイデアは世の中で目新しいものでなくて良いんです。自分の中で新しいアイデアであればなんでもOKです。
なんでそのビジネスをしたい。それを今後どうしていきたい。それはどういう結果を生んで、その先になにがある。という将来のイメージが具体的にできるまで、ご自身のアイデアを見つめ直してみましょう。
「このビジネスで大丈夫かな?」という不安も細かい領域までイメージすることで、払拭されると思いますよ!
将来のイメージができたはいいが、そもそもそのビジネスは利益を生みだせるシステムですか?
利益が無ければ会社は存続しません。全ての会社に言えることです。
もし利益が生めないシステム、または現実的にそのビジネスをするのが困難であれば、すぐにStep3に戻って新しいアイデアを考えてください!
いきなりベストなアイデアを思いつける人はなかなかいないです。
Step3~Step6をループするイメージで、何度も何度も考えてみましょう。
とにかくすぐに行動することが大事です。
不安は皆が持っているものですし、自分への自信付けも自分でしかできないです。
会社の立ち上げは専門知識が必要になります。
泉谷さんのように税理士と相談して立ち上げるというやり方が安全でしょう。
会社運営は不安もあるし、苦労もたくさんあります。
途中で気持ちが折れそうになったら、あなたのそのネガティブな気持ちをノートに記してみましょう。そしてその困難を乗り越えた時の解決策もそのノートに記してみてください。
次の困難にぶつかった時にそのノートを見返せば、「過去にも乗り越えてきた!」と自信がつきますし、前に進む行動力もUPします!
泉谷さんは会社を創業してから5期目に突入していますが、いまだに資格の勉強を続けています。
ご自身の経営者としての目標を叶えるためにも現状に満足せず、日々勉強し、限りなく成長していってください!